恋愛っていいなぁと恋愛とは無関係な人生を送ってきたぼくがついこぼしたくなるような甘い曲です、タチやん(@Yu_dachiP)です。
今回は前回レビューした『日常系XXX』から、ニコニコ動画に公開もされている西野氏のこの曲『触れて、染めて、浮きあって / 祈音イヴ』を紹介します。
互いのメロディ・リズムを引き立て合うギター・ベースの絡み合いが絶妙
ロックのブルージーな煙たさも内包しつつ、甘々なメロディーがとにかく美味しいです。リードギターもベースラインもとにかく中毒性溢れるロマンチックさで度肝を抜かれました。
ドラムはベースのグルーヴ感に、空気を切り裂くような疾走感と、ストップ&ゴーをしっかり線引する役割を担っているように聴こえます。過不足ない丁度いい、を体現しています。
間奏でエフェクトに刻まれるボーカルや、ライブ感溢れるシンセの音がまぶされる等、バンドサウンドにちょっと目ならぬ耳を引くような音で遊んでいるのもニクいですね。
ちょっと幼さもあるけど輪郭のハッキリした祈音イヴの歌唱と歌詞
その声質の幼さから、この歌詞を歌い上げる危うさがまたとても良いカンジです。ただ芯があるように聴こえる歌唱になっているのでフワフワしたイメージではないです。力強いけど脆そうな危うさというべきか。
歌詞は基本的に情事のことを歌い上げているのですが、それだけに留まらない、恋人の愛についての思いの丈がぶつけられています。そこに関しては直球できている性もあってかとても気持ち良いフレーズで纏まっています。
西野 music(ニコニコ動画マイリスト)