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どこまでも"不幸"なオルタナティブサウンド。She,in the haze

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『She,in the haze』このバンドの名前を知ったのはつい1ヶ月ほどくらい、2017年の上半期も終わろうとしていた頃だったと思う。
友人に「こいつらはヤバい」の一言だけ、YouTubeのURLの紹介すらないのに(普段はこういった動画サイトのURLをバンバン投げつけてくる方だったのに!)この文言だけで、突き動かされるようにアクセスして"目撃"したPVがこれだ。

『Stars』

どうやら活動は2012年頃からしていたらしく、楽曲制作やレコーディングのみならず、Webデザイン、映像、ステージの演出まですべてセルフプロデュースによるものとのこと。
2016年に1stミニアルバム「Mama said」をリリース、そして2017年にはEP「Paranoid」をリリースという、まだ世に出ている作品は少ない。

彼らの非日常的な世界観を説明するためには。

エレクトリックなバンドサウンドに、ボーカルの透明感ある甘い声質。シューゲイザーのエッセンスもあるような音の響き。メランコリックな世界観。
色々な説明がネット上に飛び交っているけど、彼らの音楽はもっとずっとシンプルに言い表せる。

彼らの音楽はどこまでも"不幸"なんだ。

『Paranoid』

"不幸"で心が浄化されるカタルシス。

彼らの歌詞に(全英歌詞ではありますけど)目を、耳を傾けてほしい。または轟音で鳴っているギターでもいい。淡々としたリズムでもいい。ウワモノのシンセでもいい。
そのどれもこれも、She,in the hazeが紡ぐ不幸の世界観のためにできている。そしてそれに身を委ね、悲壮感に包まれた僕たちは、それでも曲が終わると不思議なことにどこかほっとしてしまう。
とあるインタビューで「幸せになったら音楽は作らない」とまで言い放った、メンバーのyu-ki氏。その紡ぐメロディーはどこまでも美しい。だから悲しい。

『Doubt』

俗世離れしたオルタナティブサウンド。

あまりの邦楽離れしたサウンドに、最初は北欧あたりのバンドかと錯覚したほど。アレンジは詰められているが、伸びやかで音の隙間も心地よいくらいにあり、過剰なアレンジではないあたりがそう思わせたのだろうか。
それとも、あまりに幻想的で俗世離れしたサウンドがそう思わせたのだろうか。
霧の中にいる彼女を追いかけたら、自分もその中に迷い込んでしまったようだ。

彼らの"不幸"な世界は、まだ始まったばかりだ。


『She,in the haze』公式Webサイト:http://www.sheinthehaze.com/

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