世界に響く鐘の音は、祝福という名の終わりでした。こんばんは、夕立P(@Yu_dachiP)です。
今回はカネノネ+さんが投稿された楽曲『やさしい堕天使のうた』を紹介します。
ファンタジックで、どこか不思議な感触で凛と鳴るピアノと、朗らかに歌うように鳴るストリングス。そこにデジタルとアコースティックをまぜこぜにしたドラムがじんわり・しっとりと馴染んできます。幻想的な雰囲気を醸し出すその他楽器隊も、世界観を作り上げるのに良い仕事をしています。
3:08あたりの地点から体感速度が上がる展開がツボポイントですね〜。ラストサビでのアガり方もナイス。
細かく震えるIAの歌い上げ方は、淡々と残酷とも言えるような歌詞を深奥かつ玲瓏に響かせます。
バックで薄っすらと語りかける声は、何を訴えていたのか……聞き取れそうで、できないのもまた味ですね。
歌詞で語られているのは、どこまでも優しい、だからこそこの天使は"堕ちた"んだろうなぁ……と思わせる、悲しい天使と汚い世界のお話。ラストの展開はどことなく「メリーバッドエンド」に行き着く予感をさせます。
ご馳走様でした。
作詞・作曲・イラスト・動画 カネノネ+
イラスト(塗り) モケケ