レスポンシブ広告




R3Magazine-Web アルバム作品レビュー レビュー

I'm sorry in my heart / 夕立P

投稿日:

壮大な前置き。

まず、執筆など1ミリも経験の無い筆者にこのような機会を与えて頂けた夕立Pに、改めてここで敬意を表したいと思う。どうかお手柔らかにご覧いただければ幸いである。

非常に多彩な音楽センスを持ち合わせており、楽曲制作以外にもイラスト、執筆、情報流通事業も積極的に展開する、その界隈では知らない者は居ないであろうマルチ・クリエイター、夕立Pによる2ndアルバム「I'm sorry in my heart」のレビューをさせて頂く。

トラックリスト

Tr.1 - I'm sorry in my heart
Tr.2 - Fragile
Tr.3 - Beyond the dark
Tr.4 - New Anthem
Tr.5 - 甘い共犯関係
Tr.6 - Love forever
Tr.7 - 紺碧の観測者
Tr.8 - 迷い子ミーティア

各楽曲レビュー

1. I'm sorry in my heart
分数コードを多用し終始浮遊感を漂わせつつ、展開ごとにリズムを使い分ける事によって、哀愁の感情の起伏を表している。

2. Fragile
70〜80年代の、特にクラフトワークを彷彿とさせる音作りの上に、当時大流行したシンコペーション・リズムのベースライン、そしてメロディアスな旋律に6→4→1→5の王道的コード進行を採用した、当アルバムのメイン・ディッシュ・ナンバー。
過去の音楽シーンをリスペクトしつつ、VOCALOIDという音楽史の黎明的な文化を融合させている。音楽歴軽薄な私の個人的な所感になってしまうが、過去一年で最も話題性のある楽曲である。

3. Beyond the dark
頭を打たれるような低域マシマシのエレクトリック・ドラムスにラウドなディストーション・ギターを織り交ぜた、ハイテンションなアップテンポ・ナンバー。
Bメロまでガンガン盛り上げていくが、サビの一発目ではやはり分数コード。リスナーの期待を良い意味で裏切る、一筋縄では行かないロック・ナンバーとなっている。

4. New Anthem(Yukari&IA ver)
こちらはトラップチックなロック。王道的な進行ではあるが、ボーカルで4度ハモリを多用することにより、アウトローかつ無骨な情景を見事に体現している。

5. 甘い共犯関係
まず、ド頭の入り、その瞬間に目に入った曲名で「やられた」と思わず口に出してしまった。敢えて単純に構成された4つ打ちのリズムに、多彩な楽器のメロディがイタズラを仕掛ける。これ以上書き進めると暴走してしまう気がするので、ナニを思い浮かべたかは、貴方が実際にこの作品を聴いてから推測して欲しい。

6. Love forever
シリアスなエレクトロ・ナンバー。タイトル「Foever」の割には尺が3分半と短く、これも真実の愛を表現した、熟練の永遠の愛の研究家夕立Pの策略か。

7. 紺碧の観測者
ラスト・ソングへの接続を意識したインストゥルメンタル・ナンバー。

8. 迷い子ミーティア
ドリアンチックな独特なスケール感で、これまでの楽曲イメージを一掃する、アップ・テンポなアドバンスド・エレクトロ・ナンバー。アルバム中で最も積極的かつ攻撃的な音作りとなっており、なるほどこれが夕立Pの真骨頂か、と大きく頷く。当楽曲の為に贅沢に1トラック使用して前置きを作るだけはある。しかしメッセージ性の強い詩が入る場所ではやはり曲構成は簡略化されており、聞かせ所にメリハリを付けた、プロ顔負けの仕上がりとなっている。
アルバムの最後を飾るアウトロでトニックに落とさない辺りも「夕立Pの楽曲ストーリーはまだまだ続く」という強いメッセージ性が込められているように思えてならない。

むすび

アルバムを聴き終えた私がまずどのような行動を執ったかと言うと、夕立Pの過去のCDを聴き始めた。
....実は夕立Pと筆者は4年程前から面識があり、比較的多くの音楽的交流がある。その筆者が夕立Pの過去をもう一度振り返る為、時の旅に繰り出したわけである。
やはり、アルバムというものは1枚のCDを完成させて完成では無い。栄光であろうが懺悔、屈辱であろうがその作品は作者の人生の一部を切り取ったに過ぎないものである。
ゆえに「迷い子ミーティア」で書き記した通り「夕立Pの楽曲ストーリーはまだまだ続く」のである。

....そんな夕立P、M3-2018秋では新譜「Love Potion」をリリースの予定だ。
やはり物語は続いていたのだ。ね、言ったでしょ。(ここでX-ファイルのBGMが流れる)

詳しくはこちらのリンクを参照されたい。→ https://mofday.info/love-potion/

文責:橿原つらら(つららんど!)
M3−2018秋 ブース番号:サ−08a
https://twitter.com/tsurarandoK
https://overglrow.jimdofree.com/

Pick up!!

13,357view

まぁ要するにただのまとめ記事です、ただネット上に情報がバラバラになっていると、それはそれで見辛いものがあるのでここらで一 ...

2,083view

著:Ark of Phantasm代表 Winna Strive(@Winna_Strive) イラスト:砂灯(@sat ...

717view

今更ですが、オフレポみたいなものです。こんにちは、主催のタチやん(@mofday)です。 第25回文学フリマ東京に、サー ...

-R3Magazine-Web, アルバム作品レビュー, レビュー
-, , , ,

Copyright© 同人音楽レビュー・エンターテイメント企画『R3Magazine』 , 2018 All Rights Reserved.