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別世界な気分を満喫しよう。Torero / Diving

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夏の暑さに何度も体をやられて夏という季節そのものに恨みが尽きないタチやん(@Yu_dachiP)です、こんばんは。今回の同人音楽は恨みとは程遠い清々しさを持った夏向きなボカロラップ、Torero氏の作品『Diving』を紹介します。

全体的にトロピカルな雰囲気のボカロラップ

作風に関してほぼほぼ固まっている氏の曲は、どの曲もどこかポジティブに情緒的で、リズム隊とベースの働きっぷりもギターの鳴りもラテン系のトロピカルさを纏っています。そこに多数のボカロがラップで乗っかっていくスタイルがわりと贅沢な雰囲気を醸し出していますね。

トラックリスト

Tr.1 - Diving
Tr.2 - Sun Shower
Tr.3 - Icarus
Tr.4 - Unicorn
Tr.5 - Persona

各曲レビュー

ザラついたギターのオケにどこかトロピカルさも感じられるリズムとベースが面白いTr.1、キラキラしたシンセと情熱的なギターが織りなすリゾート雰囲気に満ち溢れたTr.2、しっとりとした雰囲気に陽気なパーカスが希望をつかもうとする若々しい歌詞とマッチしたTr.3、いわゆる夢かわいいとかメルヘンチックとかその辺の空気を少ない手数で現したオケに儚げなボーカルが乗っかるTr.4、自身の内面的な危機に切迫した歌詞が、なぜかかわいらしさまで感じられるドリーミーなオケとギリギリミスマッチにならない線で揺らぎ合うTr.5で締めます。

聴き取るラップ、聴き流すラップ

わりに発音・発声的にラップは不得手かとおもわれるボカロですが、子音さえどうにかなれば結構聞き取れるレベルにまでなるというのを氏が知ってか知らずか、そういうチューニングなので歌詞を聴き取る楽しみもあります。逆にこの雰囲気を楽しむのにラップのリズム感だけでノるということもできます。僕はどちらも同時にできるようなラップを聴ける器用さを持ち合わせていないので、必然的に聴く際にはどちらかに寄ってしまうのですが、どちらにせよこの楽曲群に安心して身を委ねられました。わりに聴いていて癒される感じでもありましたので、ちょっと気分が落ち込んでいるような時に聴き返したい作品でした。

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文責:タチやん

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