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R3Magazine-Web アルバム作品レビュー

オリエンタルな和メタルを、キャッチーな歌メロと共に。KAI(ハガネノウサギゴヤ) 乱唱三歌・雪月花

投稿日:2017年7月4日 更新日:

こちらの作品はVOCALOID結月ゆかりをメインに起用している、KAIさんの3rdアルバムとなります。

乱唱三歌・雪月花について

作曲者のKAIさんが割とメタラーなのもあり、リフやメロディーの作りが同好の士だと時折ニヤリとするようなトラックが多いです。
たまにシンセメインのポップなトラックもありますが、メインは和ロック・メタルが据えられているカンジです。
メロディラインがジャパニーズ/オリエンタルな雰囲気のも多く、某妖怪メタルバンドへのリスペクトもにじみ出ていますね。

トラックリスト

Tr.1 三世の理
Tr.2 陰陽
Tr.3 レッド・アンド・ブルー
Tr.4 GAME START!
Tr.5 Only Tone
Tr.6 プリンのうた
Tr.7 Destiny roses
Tr.8 月陰
Tr.9 ユエノオト
Tr.10 桜花
Tr.11 乱唱三歌・雪月花
Tr.12 ゆかりさんゆかりさん

各楽曲レビュー

和風メタルの次トラックの前奏とも言える、勇猛さを思わせるスネアと哀愁漂うマリンバが特徴的なTr.1。
某妖怪メタルバンドへのリスペクトを存分に感じるTr.2は、メロウでエキゾチックなリードギターとヘヴィなリフが絡み合う和メタル。
割とオールドスクールなヘヴィ・メタル的展開とボカロのグロウルが映えるTr.3は、普段メタルを聴かないリスナーにも聴きやすいかもしれません。
8bitな音で始まるTr.4は、各種シンセのまぶし方がこの手のジャンルとしては比較的落ち着いていて、意外と聴き疲れない印象。
オルガンとエレピのトーンが明るく賑やかな曲調をシンプルに演出しているTr.5。
オルガンを加えたバンドサウンドが、メロディもコードもかわいらしいギターロックを展開するTr.6。
セツナ系の世界観を醸し出すオケだが、サビの展開がちょっとヒネているように思える、音色の割に案外落ち着いているTr.7。
曲の展開的にはTr.3より今風に近づいたような、しかしやはり正統派なHR/HMと思うTr.8。
Aメロでの緩急の付け方で惹き付けられたら、そのままラストまでなだれ込むように聴き入れられるTr.9。
和メタルのオリエンタルさをTr.2よりさらに前面に打ち出しているTr.10。
前曲からの流れで、よりタイトな緊張感とスピードに溢れる雰囲気作りとなっている、アルバムタイトルにもなっているTr.11。
イントロから打ち出される緊張感と、オケから提示される気分の高揚感が心地よいTr.12で〆。

まとめ

時折差し込まれる非メタルな楽曲がアクセントとなっており、人口は少な目と思われるメタルのリスナーでなくともリスニングに入りやすい作風となっています。
ぼくとしてはTr.10~12の流れで聴くのが特にお気に入りです。
メタルのヘヴィネスさは、聴きやすさの犠牲にはなってないように思いますので、そっち側の人にも手に取ってもらいたいですね。
歌モノとして気軽に手に取れるポップさも内包しつつ、根幹のメタルな方向性はあまり崩していないところ、かなり好印象です。

イラスト:AJIGO
マスタリング:かごめP

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文責:タチやん

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