R3Magazine-Web 同人アルバムレビュー

【レビュー】カラーバリエーション豊かな渋谷系を提供する。渋谷コンピ【同人音楽】

投稿日:2016年7月21日 更新日:

作曲もしている僕でありますが、作る曲のセンスがどうしても20〜30年前だと言われて生まれる時代を間違えたなあと感じているタチやんです(@mofday)こんにちは。今回紹介する作品は懐かしさからオシャレ感、そしてこれからの展開も面白そうな”渋谷系”をテーマにしたコンピレーションアルバム『渋谷コンピ』です。

懐かしの渋谷系から今らしい渋谷系まで。

渋谷系と一言で括っても、そのサウンドの中での遊び具合や展開のさせ方、楽器選びなどで当たり前なのですが雰囲気がグッと変わってきます。だいたいオッシャレ〜な楽曲群なのは変わらないのですが、どこかレトロだったりムーディだったりするものから今風のキラキラしたものやポップポップしたものまで幅広くあります。1つのジャンル・カテゴリでもこう作風が広く集まるのはコンピ作品の特に面白いところですよね。

トラックリスト

DISC -Mirai Tokyo Shibuya-
Tr.1 In a Trance / ムシP feat.西風S
Tr.2 (passin' through) the Summer Triangle /The Little Red-Haired Girl
Tr.3 渋谷上空 / rjnk feat.町之
Tr.4 Cat Street/嵐のキャット・ストリート / Takeaki Oda
Tr.5 ときめきヘイブン feat. lightspop / 上園千紗
Tr.6 レトロメトロシティ / 透P feat.大貫りちゃ
Tr.7 オシャレ☆DAY / back alley orange box.
Tr.8 「シブヤChannel(200X年発売)」より「ステージ2:ネコブタラウンジBGM」 / Daisuke Ohnuma
Tr.9 Things Sweeter Than a Sugar Cube / Feltmodeneo
Tr.10 90 Summer Holidays / Like This Parade

DISC -Shibuya Tokyo Mirai-
Tr.1 キャラメルマキアート / あるふぁ feat.薛南
Tr.2 husky&scramble / チュべ feat.雨音 涙
Tr.3 鳥になったら / 雲収集業者
Tr.4 サニーデイ / ビーカーP feat.Dai-T
Tr.5 Week End / mayrock
Tr.6 ぼっち遊びのディストピア / ロイヤル六法全書
Tr.7 ライアーライアー / 夕立P
Tr.8 Draw a dream / Magnetite
Tr.9 uphill,downhill / wagner
Tr.10 The Invisible Night / SORENA
Tr.11 Baby Clap / Bt Maly feat.お食事

各曲レビュー -Mirai Tokyo Shibuya-

ムーディかつドリーミーな曲調とかわいらしい音色で出迎えてくれるTr.1、どこかレトロチックで落ち着いた雰囲気が嬉しいTr.2、柔らかなVoがどこかふわふわしたオケと調和しあうまったりしたTr.3、アップテンポでご機嫌なリズムがまるで大通りを駆け抜けるようなTr.4、パッキリとした出音の楽器隊に甘いボーカルがしっとりと溶け込んだTr.5、忙しなく動くリズムにロリ声っぽいボーカルが絡みつくベルやマリンバもかわいらしさを演出するTr.6、エネルギッシュなバックトラックにどこか耳が蕩けそうなボーカルが流れていくTr.7、ベースの動きが一定なのに飽きがこないうえに、Vo・SEの使い方もキマっているゲームBGMライクなTr.8、どこかファンキーなギターにトロピカルさも感じられるバックトラックがパワーのあるボーカルとぶつかり合うTr.9、大人し気でメルヘンチックな印象を持つオケと英歌詞がよりそういう方面の雰囲気を醸し出すTr.10。

各曲レビュー -Shibuya Tokyo Mirai-

ウキウキさせるアップテンポでスイートな曲調にハキハキしたボーカルが歌い上げるTr.1、快活な雰囲気の楽曲におもちゃ箱から何でも出してしまえみたいに色々な音が出てくるのが面白いTr.2、爽快感溢れるリズムとコード感に動きまわるベースが調和しているTr.3、パキっとしたリズムにブラスとボーカルの朗らかさがどこまでも心地よく響くTr.4、スロウな印象のイントロから機会的なリズムの音色とコズミックなメロディが未来的なTr.5、かわいらしいボーカルがかわいらしいオケに乗っかってどこか不穏な歌詞を歌い上げるTr.6、完全にディスコティックに振り切ったような印象をあたえるミッドテンポなTr.7、跳ねたリズムに8bitサウンドやハーモニカの音が哀愁を誘うようなTr.8、クラブサウンドから来たトラックがサイバーながらもどこか有機的なイメージを想起させるTr.9、イントロのピアノの音が深く耳に染み渡り、そこから未来的なシンセメインのオケが絡んで展開されるTr.10、最後はアップテンポで気分上々なバンドサウンドが気持ち良く弾むTr.11で終わります。

バンドからクラブまでバリエーション豊かな音色が飛び交う

各人の思い思いの渋谷系を提供したとのことですが、多くの音楽性を取り込んでいる多様性溢れるジャンルであると共に、そのファッショナブル性・オシャレであったりかわいらしさであったりする部分を強く打ち出せている作品であると思います。基本的にポップスなのですが、インストモノあり歌モノありでこうキャッチーなことをやってくれると音楽マニアでなくともいわゆる一般層に非常にウケが良さそうです。どの曲もアレンジから構成まで凝っているので聴き飽きないでしょう。

特設サイト
ダウンロードサイト(Bandcamp)

文責:タチやん

-R3Magazine-Web, 同人アルバムレビュー
-, , , , , ,

Copyright© R3Magazine , 2017 All Rights Reserved.