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R3Magazine-Web アルバム作品レビュー

『過去最高傑作の泣きメロコア・ボカロパンク』薄塩指数 / パンクロッカーの引退

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『過去最高傑作の泣きメロコア・ボカロパンク』

意味深なタイトルのアルバムは二匹のギターが絡み合う勇ましいリフから始まる「11GUNS」から幕をあける、どうしてもタイトルや歌詞が注目されがちだが、ヘヴィなパートや美しいサビメロ等、作品の幅が伺える。
後述の楽曲にもそうだが、今回のアルバムでは特にツインギターの絡み合うアレンジが多く見られ、シンプルな構成ではあるもののテクニカルでレベルの高いアレンジメント能力も垣間見える。

『エッジだけど、ピースフル、ジャパニーズメロディック、パンク』

リードトラックともいえる「イストリダンス」、
薄塩指数史上、最高傑作とも言えるかもしれない「自分勝手」のキャッチーなサビメロ、
氏の真骨頂とも言える人の薄暗い部分を明るくポップに歌い上げる 「本音言えないブギ」、「ずるやすみのうた」
そして日本ロック感をこれでもかと感じさせるメロコアから一歩先に進化した「西三荘から祇園四条へ」
恐らく、氏が尊敬するアーティストから影響うけたであろう「グッバイ、ベイビー」
そして俺一押しの、ヒット作手の鳴る方へを彷彿とさせるウェスタンな香りを少し感じさせる「さまよう」
後半は「素晴らしき人生」、「死ぬまで生きていよう」
そしてアルバム曲「パンクロッカーの引退」への怒涛の勢いでアルバムは収束していく。
気楽に聞けるポップさ、気持ちがあがるエモさ、気持ちのよいメロウさや、時に刺さる歌詞のエッジもあり5枚目のアルバムにして、「引退」しても良いと思えるくらいの最高傑作ができてしまったのでは?という出来である。

『12〜17年の五年間の集大成・加速するボカロ代表・ポップパンク・アップル」

僕自身あまり氏のことはわからないのだが、以前に比べて、「怒り」から「生きていこう」という氏のテーマ自体がかなりポジティブなベクトルに変わっているのではないかな、と考察できる。自分勝手でピークを向かえた怒り、しかし怒りを持続していくことは破滅への道しかない、
そうではなく、「本音は言えないけど、人生は素晴らしい、死ぬまで生きていよう」というポジティブなベクトルに向かったからこそ、氏は今回のアルバムタイトルを「パンクロッカー」の「引退」と名付けたのではないだろうか。

パンクロッカーを引退(?)した薄塩指数は一体これからどういった道を歩んでいくのか、氏がバンマスを務める「シオミズ」と共に僕は1ファンとして楽しみにしていきたい。

オススメトラック T-1,3,6,8,11

文責:Torero(torero401)

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