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タロットをモチーフにした、聴く観劇。 あだP Works / Parsifal ~A Wondering Minstrel~

更新日:

タロットカードをモチーフとした、ストーリー性の高いミニアルバム『Parsifal ~A Wondering Minstrel~』をレビューしていきます。
まず作者のあだP氏は、最近オーケストラ系のサウンドも初めたジャズ畑の方で、音楽の他にタロットカードを用いた占いをされています。それもあってタロットモチーフの劇のような作品となっています。

『Parsifal ~A Wondering Minstrel~』について

オーケストラ・ジャズをベースとした曲調で、全体的に楽器の数や手数で攻めるのではなく、メロディーや展開といった部分でこちらのツボを抑えてくる楽曲群となっています。
また、ジャケットデザインはサンドアーティストのkisato氏に依頼されており、その作品の性質上「タロットの神秘性・サンドアートの儚さ」がマッチしたアート作品に仕上がっています。

トラックリスト

Tr.1 旅立ち ~Fool~
Tr.2 悪だくみの魔術師 ~Magician~
Tr.3 苦しみの理解 ~High Priestess~
Tr.4 誘惑の美女 ~Empress~
Tr.5 救世主 ~Emperor~

各楽曲レビュー

勇ましさ・コミカルさ・不穏さといったメロディーを要所々々で切り替え、これ1曲だけでストーリー性の高い表現をされているTr.1。
作中もっとも少ない音数ながらも、薄っすらと妖しさ・艶めかしさの両方を感じさせるフレーズが秀逸なTr.2。
悲痛とも取れるタイトで緊張感に満ちたメロディーで琴線に触れてくるTr.3。
エピックさと優雅さ、そして序盤に差し込まれる笛のソロで演出されるどことなく孤独感のある雰囲気のTr.4。
イントロの不穏さから一転して、勇猛さ・美麗さといった2つの面を持つメロディーの展開で閉幕するTr.5。

ちょっとした劇を観ているかのような作品

最初から最後まで、近年多く聴くような手数やトラック数で攻め立てる楽曲と正反対の性質のもので一貫しています。メロディーそのものが耳当たりの良いフレーズを多く残しているので、劇を観る感覚でじっくり落ち着いて聴いてほしい作品となっています。
サイトでのコンセプト説明によると「楽曲は『パルジファル』のストーリーを示唆した展開としています。」とありますが、その辺の知識もあるとより楽しめるのかもしれません(筆者はまったく知らないまま視聴しました)。各楽曲の解説がサイトに記載されているので、ぼくのような方はそちらの解説にも目を通しておくとより理解が深まるかと思います。閉幕にふさわしい〆っぷりを披露したTr.5がお気に入りです。

関連リンク

特設ページ:https://adapparsifal.wixsite.com/parsifal
通販サイト(BOOTH):https://adap.booth.pm/items/688515
サンドアート・kisatoの砂世界(ジャケアート担当kisato氏Webサイト):http://kisatosandworld.com/

文責:タチやん(@mofday)

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