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【レビュー】音で観る極上の絶景。Symphonic City / PANORAMIC【同人音楽】

投稿日:2016年7月4日 更新日:

今までの個人的な同人音楽のレビューが全部データが消えてしまいました、タチやん(@mofday)です。そういうこともあって個人レベルのレビューを辞めて、Web版のR3magazineとして統合してしまおうかと思いました。というわけで(?)R3magazineWeb版第一弾は再度のレビューとなりますがサークルSymphonicCityより『PANORAMIC』です。

映像のないパノラマ、音で観る絶景。 Kyocmp氏率いる『交響曲の街』Symphonic City が送る2016M3春の、2つある新譜のうちのひとつ『PANORAMIC』。世界中の絶景・ 景観をテーマに、壮大な楽曲群が我々を出迎えてくれます。

世界の絶景をモチーフにした極上のサウンド

例えば我々がこういった絶景を目の前にした時に、自然界では絶対にありえないものが『音楽』です。目に見える映像の中、そこには在り得ないはずの『音楽』で絶景を表現しよう、むしろ映像を表現するために映像がないということができうるのも音楽である、ということをこの作品は体現しています。

トラックリスト

Tr.1 - Water Traveller-ブリトヴィツェ湖群国立公園-
Tr.2 - 女神のヴェール-イエローナイフ(オーロラ)-
Tr.3 - The mirror-ウユニ塩原- ゲストコンポーザー:清水 嶺
Tr.4 - Eternal Moment-神の子池-
Tr.5 - Entrance to the Wonder World-ソンドン洞窟-
Tr.6 - The Rising-ミルフォードサウンド- ゲストコンポーザー:EBI
Tr.7 - White darkness-エヴェレスト-
Tr.8 - 天空の修道院-メテオラ-
Tr.9 - 聳え立つ孤島-ロライマ山- ゲストコンポーザー:保積
Tr.10 - 風に乗ってどこまでも-ドラケンスバーグ山脈-

各楽曲のレビュー

壮大な音の幕開けから、景色は静けさに移しそこから再び力強い光景を魅せてくれるTr.1、神々しい雰囲気を曲全体に纏いつつも、同じようなフレーズが色を変えて何度もやってくるTr.2、静かながらもその佇まいに密かなエネルギーと優しさを湛えたかのようなTr.3、しとやかに佇む神秘的な水の色とその様子を表現されているTr.4、しっとりと、時に不可思議な印象を醸し出している暗がりを覗いているようなTr.5、清々しさも感じられるような雄大な音の流れに、時折交じる激しさがさらに心地よさを増すTr.6、音は芯の強さを内包しながらその険しさを徐々に表していき、時折我々に牙を剥くような音も交えてくるTr.7、冷たい後光差し込むかのような神々しさか溢れる音かと思いきや、温かい優しさを感じ取れるような音が組み込まれているTr.8、穏やかなでかつ悠然と構える音色とその並び方が心地よいTr.9、爽やかな音の風に乗り、そびえたつ山脈を滑るように飛んで行く爽快感溢れるTr.10。

存在しないものを作りきった”聴く絶景”

どの曲をとっても、いわゆるBGMではなく音そのものが絶景を感じさせるメインを張るものとなっています。例えば各トラックはそれぞれ世界の絶景のどこかをモチーフとしているのですが、そこの写真を眺めながら曲を聴くと、面白いほど(そこには在り得ないはずの)音楽が景色にマッチしているのが感じられます。これぞ聴く絶景。
また、この聴く絶景は観るということもできます。どういうことかというと、これらの楽曲のスコアが特典としてついてくるのです。そのページ数は200を超えます。こちらも気合の入ったものとなっております。僕自信これを手にするまでは知らなかった「スコアを読みながら曲を聴く」という贅沢を提供してくれるので、このCDを聴きながら眺めるのは写真や景色だけではなくなります。

『PANORAMIC』特設サイト
『PANORAMIC』通販ページ(BOOTH)

文責:タチやん

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