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R3Magazine-Web アルバム作品レビュー

【レビュー】心地よい裏切り行為という音楽。重油 / オッドタイムカーニバル【同人音楽】

投稿日:2016年7月4日 更新日:

今回取り上げます同人音楽は、とにかくテクニカルな展開で聴く者の予想を心地よく裏切っていく変拍子コンピ『オッドタイムカーニバル』です。レビュワーはいつものとおりタチやん(@mofday)です、宣伝になりますけどR3magazineではいつでもレビュー作品とレビュワーさんをお待ちしております。詳しくは僕宛にメールをくださいまし。

とにかく次の展開が予想できない

このコンピのメインテーマは変拍子とのことですが、楽曲のジャンルからひとつの曲の展開から1秒先の曲から飛び出る音まで何もかもが予測不能。心地よく我々を裏切ってくれます。音楽においてこの裏切りっていうのは、わりと予定調和的なものが望まれる(一部の音楽理論でそういうのが見られるように)ところを、プログレを聴きかじったリスナーはそれでは飽き足りず、この『裏切り』的な音に酔いしれることが多々あります。

トラックリスト

Tr.1 - CHAOS RISING / 風上ユウオン
Tr.2 - コードネームは176 / 十字ロ
Tr.3 - under_the_moon_3 / MachiaWorks
Tr.4 - Maple Fairy Suite / morilyn
Tr.5 - Look to Me me me / 十字ロ
Tr.6 - sodium / Drumatic Sequencer
Tr.7 - 燐光分布 / 十字ロ
Tr.8 - 暁の星 / 風上ユウオン
Tr.9 - さよならファンタジア / 風上ユウオン

各楽曲のレビュー

ギターやらシンセやらマリンバやら柔剛入り乱れた音色が複雑に絡み合うキレッキレなTr.1、荘厳たるオーケストラ周辺の音色をアシッドベースが容赦なくまとわりつくTr.2、きらびやかなピアノワルツに物悲し気な笛の音が心地よく響くTr.3、ケルティックでロマンティックな音が自由奔放に踊り回るTr.4、一寸先は闇と言わんばかりにほんの少し先の展開すら読まさせないプログレッシブなTr.5、まるで深淵を覗いてしまったかのようなおどろおどろしいイントロから、化け物の手が伸びてきたかのような暴力的なTr.6、打って変わり眩いばかりの音色と変拍子にの展開に目がくらむようなTr.7、しっとりゆったりとしたイントロから力強いバンドサウンドに展開していく贅沢なTr.8、ラストは玲瓏たるピアノソロのTr.9で幕を閉じる。

裏切られる心地よさ

ポピュラーミュージックに置いてもトラップ的なタメやフィル、ラスト前の転調が心地よいと感じられることがあるでしょう。それをもっと過激にした感じです。この作品群はそういった裏切りの塊といった趣で、一度虜になればもうそのてのジャンルに病みつきになるでしょう。その手の音楽への導入としても、むしろ既にそういう音楽の虜になっている方へもオススメできる作品です。

作品通販ページ(Bandcamp)

文責:タチやん

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