レスポンシブ広告




R3Magazine-Web アルバム作品レビュー レビュー

煙たさとメルヘンと奇妙さと。iaitokyo / EMPTY DREAM

更新日:

こちらは意外と同人音楽畑では見かけなかった、スチームパンクライクな世界観を音楽だけでなく映像、ブックレットでも展開するアートユニット『iaitokyo』の3作目です。
"現代の東京と並行して存在するパラレルワールドのセカイ「トウキョウパラドックス」をテーマにした作品。"
とあります、このサークルさんの1作目から続く"Paradigm series"の3作品目ですね。

EMPTY DREAMについて

音楽性としては1作目がわりとポピュラーな女性ボーカルモノとして聴けましたが、2作目『燐光うつりゆく』で方向性がボーカルありきなように思えたところから楽器隊にウェイトを置く、より雰囲気重視とも思える作風にシフトしたように思えます。

トラックリスト

0.観覧車のある街で -序のミュゼット-
1.二七九
2.魂花
3.一炊之夢

各楽曲レビュー

メルヘンチックでいてどこか薄暗い奇妙なワルツに、もやのかかったようなイントロダクション的なTr.0(便宜上こう表記します)。
快活なイントロとサイレンから幕を開けるも、Aメロの入りから落ち着いた雰囲気と、少し未来的なシンセのまぶし方に耳を惹かれるTr.1。
伸びやかなボーカルと、どこかレトロ感を漂わせる楽器隊の絡みに、すこし枯れたような乾いたドラムがちょっかいをかける様が面白いTr.2。
鉄琴系のメルヘンな音が寂しく響くイントロから、オーケストラ隊と、それに属した太鼓の重たい響きがギャップ感を醸し出しながら柔らかいボーカルが線をなぞるTr.3。
ぼくがインポートしたCDにはこの他に終奏的なトラックを確認できたのですが、特設サイトに記載がなかったので割愛させていただきます。ちなみにそれはTr.1を繰り返すようなカンジでした。

まとめ

Tr.2はボーカル主体の楽曲ではありますが、これまでのボーカルトラックより更にiaitokyoの煙たさをメルヘンチックに演出してきたように思えます。
ブックレットにも出てくるマスクをかぶった人びとの奇妙さや、現代系ファンタジーでもちょっと特殊な世界観を打ち出すことに成功しているでしょう。
Tr.3の、楽器隊のアンバランスさ?からにじみ出てくる不思議な感覚に取りつかれたら、この世界観があなたの肌に合う証拠です。
今までのシリーズと比べると、より雰囲気重視になっていると思いますので、ボーカル曲でも声を追う聴き方よりまずはサラっと一聴してからどっぷり漬かる聴き方をオススメします。
その際にはブックレットを片手に眺めていると、より楽しめますよ。

iaitokyo EMPTY DREAM特設サイト
通販ページ(BOOTH)

文責:タチやん

Pick up!!

300view

とても贅沢な空間でくつろげました。こんにちは、タチやん(@mofday)です。先日、池袋にあります自主制作音楽CDの委託 ...

65view

みんなのUTAU2014で頒布された、マッハ人生氏のアルバム『廃盤』です。僕はみんなのUTAUには出向けなかったので、B ...

50view

暑くなったり寒くなったりですっかり温度差にやられていますタチやん(@mofday)ですこんにちは。今回はデータベースを吹 ...

-R3Magazine-Web, アルバム作品レビュー, レビュー
-, , , , , , ,

Copyright© R3Magazine , 2017 All Rights Reserved.