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R3Magazine-Web 楽曲単体レビュー

【レビュー】ボカロのキャッチーとメタルのニッチの融合。あんやほ feat.初音ミク / 人 is 筒【同人音楽】

投稿日:2016年7月4日 更新日:

今回はじめての試みなのですが、単体で公開されている同人音楽楽曲をレビューしてみたいと思います。筒より人権がないタチやん(@mofday)です。その第一弾はあんやほ氏のVOCALOID初音ミク楽曲『人 is 筒』を取り上げようと思います。

ダークなメタルの精神を忘れないままのキャッチーさ

「るるりらららるらら」だのシャバダバだののスキャット・SEの入れ方、陰鬱で救いようのない人生観のような歌詞、かわいらしいのに芯の強い調声をされた初音ミクのボーカル、メタル畑から出てきたギターリフやブレイクダウン等、キャッチーさに拠るためのツボも殆ど抑えたまま怪しいボカロメタルを完遂した最高の曲と思います。氏の今までの作品と比べてみても楽曲の構成・ボーカルの聴きやすさ・歌詞のキャッチーさ・ミックスのバランス等全てにおいて統一されていると感じました。

デス要素が無くても楽しいボカロメタル

普段の氏はデス・スラッシュ系のメタルを演っているのですが、デス系のあのグロウル・ガテラル的なボーカルがボカロリスナーにあまりウケていなかったのが実情です。今回は恐らく初音ミクPowerあたりの声をジェンダーファクターを下げることで力強さを残しつつ可愛らしいボーカルを作っているのだと思われます。
また前述しましたがこのギターリフやブレイクダウンはメタル畑にいないと中々作れないようなものだと思います。テーマを筒として時折交じる韻のふみ方や題材の使い方も面白く、とはいえそこにどれだけの意味があるのかと言うとそれが不明瞭なあたり近年のボカロ曲に多いナンセンス系の歌詞でもあるなとも感じますね。まぁ歌詞の考察とかは不要なんでしょうけれども。

今作は意欲作でもあり傑作でもあるというのに、この記事を書いている時点でまだ1000再生もされていないのが本当に不思議なくらいです。さぁあなたもこの筒を覗いてごらん?


あんやほマイリスト
APOCALYPSE(過去作、通販ページ、BOOTH)

文責:タチやん

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