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R3Magazine-Web アルバム作品レビュー レビュー

あなたの夏にチョイ足しを、バリエーション豊かな[夏]をご堪能あれ。 EBI Zanmai / Summer+

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あの最高の夏を何度でも。「Summer+」はEBI Zanmaiが2017年M3秋にリリースした"「夏」を主題として、副題に「任意の漢字ひと文字」を追加して楽曲を作成、収録した音楽CDです。"

Summer+とは?

漢字ひと文字というチョイ足しのテーマによってガラっと変わる夏の印象。そのバリエーションの豊かさを楽しめる作品となっています。曲のジャンルも多岐に渡っているので、ごった煮のぜいたくさを味わいたい方向けです。

トラックリスト

Tr.1 Summer Storm / EBI[風]
Tr.2 Varma kaj dormema nokto / AKR-FITW™[夜]
Tr.3 夏寂 - Summermute / startide / hiro[寂]
Tr.4 記憶の中の海の香 / 清水 嶺[海]
Tr.5 Redondo beach / 五十嵐傑[爽]
Tr.6 この夏、一番ヤバい関係(やつ) / あだP[奪]
Tr.7 La fino de la somero / AKR-FITW™[去]
Tr.8 Until morning / Rutlδ[光]
Tr.9 Shooting Star~彼方まで / NABEMON[星]
Tr.10 WhiteSummerSnow / Millclan[雪]
Tr.11 縁側でお昼寝 / ユーリー[庭]
Tr.12 蝉時暮れ / EBI[雨]

各楽曲レビュー

哀愁と妖しさの両方を持ち合わせてロマ音楽を思わせ、疾走感に溢れるTr.1は別のコンピ作品『KISS/CRY』の楽曲「颪」で見せたものとはまた違う方向性で[風]というテーマを表現しています。

フィギュアの演技を想像しながら・観るアルバム。152Hz / KISS/CRY


Tr.2はAKR-FITW™氏のアルバム「Timeless」にも収録されている、オールドスクールな雰囲気のテクノサウンド。スラップとアシッドの入り交じるベースが面白いです。
AKR-FITW™ / Timeless:https://itunes.apple.com/jp/album/timeless/id1288934283
ひたすら物静かな雰囲気なのに、重厚な音作りになっているストリングスをはじめとした楽器隊が贅沢な鳴りのTr.3。
しっとりとしたピアノとアコギのヒーリングっぽい響きに、優しいストリングスが折り重なるTr.4。
奇妙な鳴りのシンセ+バンドサウンドの軽妙さがチャラいレドンドビーチの喧騒のように思えてしまうTr.5。
ブルージーなジャズの、特にブラス隊が出す危機感のにじみ出るメロディとそれを煽るピアノのバッキングが耳に残るTr.6。
Tr.7はひたすら薄暗いピアノの演奏メインに、ところどころにかかるサウンドエフェクトが印象的。
眩しい音色のシンセがポツポツ、もしくはホワホワと光るように鳴らされるのがきれいなTr.8。
ケルティック・トラディショナルの入り混じったようなゆったりしたイントロから、メインパートに入った瞬間のハイテンションなリズム感に心躍らされるTr.9。
テーマからして「雪」と異質であり、凛と透き通ったシンセ使いと清涼感溢れるメロディが冬を恋しくさせるようなTr.10。
ほのぼのとしたアコギと笛のメロディがほっと落ち着ける、わりと騒がしさある作中の中で最も安心感のあるTr.11。
恐らくフィールドレコーディングと思われる蝉の鳴き声に、ノスタルジックな響きのピアノの独奏にどこか胸をえぐられるようなTr.12でアルバムは幕を閉じます。

[夏]+[?]=[!]な作品

根幹にあるのは「夏」というテーマでありながら、ジャンルも副題もバラバラで、リスナーが思っているよりはるかに作曲者は自由な発想で作曲しているかと思われます。Tr.10などはよくこの副題を思いついた!と感心するばかりです。コンピ作品だと、ジャンル縛りかテーマ縛りかでコンピの毛色が全然違うものになってくるなと思っているのですが、この作品は後者側で、曲のジャンル被りがありません。作品を通して同じテンションで盛り上がりたい!という人より、前述のとおりで様々な作風を交えて緩急つけて楽しみたい方向けの作品となっています。
夏真っ盛りの頃よりも、あえて冬の時期に「夏が恋しいぞ」みたいな感情で聴き入ると楽しいかもしれません。

関連リンク

特設サイト:https://samapura.storeinfo.jp/
通販ページ(BOOTH):https://ebizanmai.booth.pm/items/674967

文責:タチやん(@mofday)

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