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R3Magazine-Web 同人アルバムレビュー

【レビュー】鼻唄の流れる空間を。EBI Zanmai / Birdsong【同人音楽】

投稿日:2016年7月18日 更新日:

「誰も歌詞など聴いちゃいないし」と嘆くわけでもないですが、歌詞とかボーカルってなんなんだろうなあというのはボカロ界隈を見て何度も頭を悩ませているタチやん(@mofday)です。今回紹介するのは歌モノではあるのですが、鼻唄やスキャットによる歌唱で歌詞に意味を持たない非言語系のもの。EBI Zanmaiの作品、『Birdsong』です。

なんとなく聴いてしまう耳当たりのよさ

歌詞を構えて聴くタイプの人はどれほど世の中にいるんでしょうか。まぁそういう人でも歌詞に影響されるような人はまずいないとは思いますが、この作品はそういう構えの姿勢が必要ないのと、ボーカルがあくまでも楽器としての側面を強く打ち出しているので歌モノが苦手な人にもアプローチできそうな感じなのがいいですね。どちらかというと楽しみ方はインストモノにも近いのかな?と思ったりもしたのですが、これについては後述します。

トラックリスト

Tr.1 - Clarity / 五十嵐傑 vo.さいとうみちる
Tr.2 - Singin' under the moon / 風原
Tr.3 - HOUSCAT / つばさくん vo.June
Tr.4 - Unknown dimension / 清水 嶺 vo.8 アレンジ&ミックス naccle
Tr.5 - blanc-blanc holiday / EBI vo.Chiyoko
Tr.6 - Voice in the air / Bhearth(バース) vo.Chiyoko

各楽曲レビュー

ジャジーな雰囲気と軽やかで流れるような鼻唄が心地よいTr.1、しっとりと落ち着いた雰囲気に少し物悲しげでもある楽器隊に仮想言語のようなボーカルが乗っかるTr.2、4つ打ちのハウスっぽい雰囲気に、笛の音やスキャットと絡むリード楽器が面白いTr.3、朗らかに仮想言語っぽい歌唱をするボーカルにケルティックなオケと凶暴なシンセが散りばめられたTr.4、打って変わってお気楽・どこか脳天気でもあるようなラテンチックな楽器とスキャットが楽しくも不思議と落ち着いたTr.5、どこか壮大な雰囲気を醸しだしながら伸びやかなコーラスが流れていくTr.6で締めくくります。

歌詞に意味を持たないことでより楽器としての側面が強くなったボーカル

これ、歌詞がないことで歌モノが苦手な人にも勧められそうな最大の理由にもなり得たり、じゃあ歌詞がないと楽しめない人にはどうなんだっていうところだとまぁ歌詞の意味をあまり分からず雰囲気だけで聴いている洋楽の歌モノ的な楽しみ方も出来たりするので、特定のニッチな層向けというわけでは決してないです。ただボーカルが苦手であるだけで、もしくは歌詞が無いというだけで聴かないというにはもったいなさすぎる作品であることは保証します。曲のバリエーションにも富んでいるので、好みの曲調がひとつはあるはず。

特設サイト
通販ページ(DLsite.com)

文責:タチやん

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